日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
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バイオアクティブ骨ペーストの開発
平野 昌弘
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p. 14

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抄録
リン酸カルシウム化合物よりなるバイオアクティブ骨ペーストを開発した。本品の粉剤は液剤中の水と加水分解反応して粉体表面にアパタイトの微細結晶を析出し, これらの結晶が絡み合うことによって流動性を失い、やがて完全に硬化する。また、37℃の体内環境下では10分程度で硬化して次第に強度を増し、擬似体液中では3日程度で最大強度の80MPaに達する。本品は水和反応により硬化するので、有機物の重合反応によって硬化するPMMA系の骨セメントとは一線を画する。すなわち、硬化に際して殆ど発熱せず、pH変動も小さい。また、硬化後は速やかにアパタイトに構造を変えるので、骨との親和性が高く早期より周囲に新生骨が形成される。
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©  日本セラミックス協会 2002
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