日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
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炭化硼素の常圧焼結
松本 彰夫川上 晃後藤 達也
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p. 173

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抄録
鋳込成形と常圧焼結で相対密度99.2%までの緻密質炭化硼素を作製しその焼結機構を推定した。炭化硼素にコーティングしたフェノール樹脂は成形助剤と焼結助剤の両方の働きを示した。置換型固溶体を主成分とする硼素リッチな炭化硼素である原料粉体は、焼結助剤等から転換した異常粒成長抑制剤としてもはたらくアモルファスカーボンを取り込んでほぼ化学量論組成に近いB12C3として粒成長し、最後まで吸収されなかった余剰カーボンが黒鉛結晶となって3重点に残留することがわかった。
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©  日本セラミックス協会 2002
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