抄録
本研究ではマグネシア, アルミナおよびシリカ混合粉体にマイカ組成ガラスを添加し、反応, 焼結および得られたコーディエライト/マイカ複合体の性質について検討した。マイカ組成ガラスを添加すると1050∼1100℃の範囲で急激に反応と緻密化が進行した。1100℃では未反応物および副生成物はわずかで、相対密度が95∼97%になった。1050℃から反応および緻密化が進行するのは、1050℃付近でマイカ組成ガラスが溶融し、反応や焼結に必要な物質の拡散速度が速くなったためである。また、1050℃ではすでにマイカが析出していた。マイカ組成ガラス40%添加試料について市販のコーンクリート用ドリルによって穴あけ試験をした。試料に穴をあけることができたが、大きなチッピングも観察された。