日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
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ニオブ酸カリウム単分域単結晶の全圧電特性
和田 智志村岡 一磨掛本 博文鶴見 敬章熊谷 博彦
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p. 179

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抄録
シングルドメイン構造のKNbO3強誘電体単結晶の圧電特性について検討した。結晶の切断、研磨により、結晶表面付近に歪み層が導入されることから、この歪み層を化学エッチングにより除去することで、機械品質係数が大きく向上することを確認した。また、この結晶のドメイン構造をシングルドメインにするため2段分極を行ったところ、機械品質係数(Qm)は更に向上し、電気機械結合係数も向上した。最終的に、矩形板状振動子の長辺方向伸び振動であるk32モードにおける圧電定数を得た。電気機械結合係数(k32)は40%、圧電定数(d32)は18.5pC/N、誘電率(ε33)は48、そしてQmは7,600以上の値を示した。このことはKNbO3が48という低誘電率を持ちながら、40%というk32モードとしては高い電気機械結合係数を持った材料であることを示す。更にこれ以外の振動モードである滑り振動モードや厚み縦振動モードについても測定を行った。
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©  日本セラミックス協会 2002
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