日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
会議情報

酸化処理した金属チタンのin vitro生体適合性評価
川崎 秀一城崎 由紀都留 寛治早川 聡尾坂 明義
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 22

詳細
抄録
我々の研究室では, 過酸化水素水溶液をベースに用いた化学処理法で金属チタン表面に酸化チタン層を形成し, そのin vitro生体適合性評価として, 擬似体液中におけるアパタイト析出能を詳細に検討してきた。本研究では金属チタンおよびこれに各種酸化処理を施したものを試料としてMC3T3-E1を用いた細胞適合性評価を行い, 擬似体液中におけるアパタイト析出能との関連を調べた。細胞培養には骨芽細胞様細胞(MC3T3-E1)を用い細胞数およびALP活性をもとめ, 細胞適合性を評価した。擬似体液中における酸化チタンのアパタイト形成能力とMC3T3-E1細胞の増殖·活性との間に直接的な関連性を見いだすことができなかった。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2002
前の記事 次の記事
feedback
Top