抄録
二酸化チタン(TiO2)を光触媒として大気あるいは水質浄化に用いる際には、高比表面積の確保と細孔径制御が課題となる。本研究では、TiO2前駆体溶液と吸水性ポリマーおよび尿素の複合体を焼成することによって、高い比表面積と数百μmオーダーの連結開気孔からなるTiO2発泡体を作製した。このようなTiO2発泡体の構造はガス吸着、紫外線透過性に優れ、光触媒活性に有利だと考えられる。そこで気相中の有機物の分解においてTiO2の構造が光触媒活性に与える影響を、TiO2発泡体の構造変化や市販のTiO2微粒子との比較によって検討した。