日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
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β-リン酸三カルシウムの結晶構造変化
酒井 篤士八島 正知森 瑞樹アリ ローション山口 泰男大山 研司神山 崇星川 晃範
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p. 235

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抄録
リン酸三カルシウム(TCP)は生体活性セラミックスの一つとして知られ、β、α、α′、γの4つの多形をもつ。本研究では高温粉末中性子回折により、β-TCPにおける結晶構造変化を研究することを目的としている。高エネルギー加速器研究機構KENSのSiriusで室温におけるβ単相の試料の粉末中性子回折測定を行い、測定データをリートベルト法(RIETAN-2001T)により解析した。また、日本原子力研究所JRR-3MのHERMESでβ単相の試料の高温粉末中性子回折測定(22∼990℃)を行い、測定データをリートベルト法(RIETAN-2000)により解析した。Siriusで測定したβ単相の試料の測定データを空間群R3cの結晶構造を仮定してフィッティングすることができた。HERMESで測定した高温データの解析から990℃まで格子定数、単位胞体積が温度の上昇と共に連続的に増加していることが確認された。また酸素とリンの位置は温度の上昇に伴って、理想構造からの歪みを減少させるように変化した。
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©  日本セラミックス協会 2002
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