抄録
分子軌道法のDV-Xα法を用いて、チタン酸カルシウムにある原子を置換することにおいてどのような電子構造になり、またその変化が熱電特性に影響しているかを計算·解析する。ペロブスカイト構造CaTiO3のBサイト中心のクラスターモデルを設計し、その中心原子Tiを他の遷移金属と置き換えて計算した。その計算結果より、エネルギーギャップ、有効電荷、部分状態密度図などを編集し、作成したクラスターモデルが妥当であるかを評価するために、計算データと実験データにおけるXPSを比較する。編集結果より不純物レベルやエネルギーギャップからp·n型半導体を見つけ、熱電特性の項目であるゼーベック係数を計算した。