抄録
マイクロエマルジョン法を用いて10nmレベルのBaTiO3ナノ粒子の合成を試みると共に、室温から1200℃までの焼結挙動について粒子内水の脱離によるボイドの挙動に注目して検討を行った。水/オクタノール/NP-10/シクロヘキサン系マイクロエマルジョンに、Ar雰囲気中でダブルアルコキシド原料溶液を添加し、BaTiO3ナノ粒子が高度に分散した透明エマルジョン液を得た。これにアンモニア水を加えて沈殿させた後、遠心分離を行い粒径の揃った平均粒径8nmのBaTiO3ナノ粒子粉末を得た。得られた粉末の焼結挙動をin-situ高温TEMにより昇温観察した。10nm以下の粒子内部にも1∼2nmの微小なボイドの生成が確認される等、ボイドの生成·消滅過程が焼結挙動と共に明らかとなった。