抄録
チタン酸バリウムの粉末集合体を1.0GPaでCIPし、それを60回まで繰り返した。第1回のCIPにより結晶子は急激に減少し、その後の回数増加に従ってゆっくりと結晶子が小さくなった。歪みは第1回のCIPにより急激に増加し、その後の回数増加に従ってゆっくりと増大した。しかし、60回CIP試料でも正方晶であると、回折線の分離より結論した。電子顕微鏡では繰り返し加圧により、コントラストが複雑に絡みあったツイード模様の粒子が見られた。高分解能像により格子が複雑な塑性変形をしたことが分かった。その結果あらゆる種類の格子欠陥や転位が生成し、様々な特徴をもつ分域構造がからみあっている組織が明らかになった。