抄録
一般的に加圧成形では、細長い粒子は加圧の方向に対して垂直に再配列することが知られている。以前、我々はこの粒子の再配列、すなわち配向は、焼結の収縮に異方性をもたらし、これがセラミックスの変形につながることを示してきた。本研究では、この粒子配向および焼結収縮の異方性を顆粒の充填構造と結びつけることを目的とした。初期焼結では、顆粒の充填構造により収縮率比が大きく異なり、粗な顆粒からなる成形体では、高さ方向の収縮が大きくなった。終期焼結では、顆粒の充填構造とは関係なく収縮率比はどちらもほぼ1に近づき等方的な収縮になった。