抄録
熱物性の高精度な評価のためには標準値が与えられた標準物質が必要であり、ファインセラミックスを用いた熱拡散率標準物質の研究開発を行った。レーザフラッシュ法に関しては、JFCCが供給しているジルコニア焼結体リファセラムZR1を候補材料として評価した結果、均質性、安定性とも、標準物質として適用できる範囲内にあり、熱拡散率標準物質として適していると判断された。また、コーティング膜標準物質のについては、作製方法として膜厚制御が比較的容易な湿式法を用い、ジルコニア、アルミナの均質な膜を作成する方法を検討した。また、レーザフラッシュ法による熱拡散率·比熱容量同時測定の検討も行った。