日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
会議情報

高強度ケイ酸カルシウム系建材の基礎的研究
斎藤 豪三田 卓大沢 栄也坂井 悦郎大門 正機
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 4

詳細
抄録
住宅品質確保促進法、住宅性能保証制度の施行により、住宅の10年保証が法律で義務づけられ、住宅用建材も高強度、軽量化、高耐久性が今まで以上に要求されるようになりつつある。セメント系材料の高強度、高耐久化には、水粉体比の低減が不可欠である。水粉体比の低減は、高性能AE減水剤の併用により可能となる。一方、建材の場合には寸法安定性も重要な要求性能となり、オートクレーブ処理によって安定な結晶性物質を生成させることも不可欠である。しかし、オートクレーブ処理した水粉体比の低い系での水和生成物と反応機構についてはほとんど報告されていない。そこで、本研究では、オートクレーブ処理した水粉体比の低い系でのケイ酸カルシウム系水和生成物の形態と反応機構について検討した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2002
前の記事 次の記事
feedback
Top