日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
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重元素系ガラスの熱物性と結晶化を伴う光機能発現に関する研究
紅野 安彦
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p. 455

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抄録
重元素系酸化物ガラスに共通する特徴は、屈折率が高く、低フォノンエネルギーであることであり、比較的高いガラス形成能を有しながら多くの興味ある結晶相が析出可能であることもよく知られている。本研究では、光機能の発現にガラスの結晶化を利用することの利点として、(1)既設されている通信用光ファイバーであるガラス材料との接続性が単結晶光学材料に比べて優れていること、(2)結晶化により誘起される非線形光学特性が実用レベルで遜色ないこと、(3)結晶化という半永久的な変化により光学素子としての安定性·長期信頼性を有すること、の3点を挙げ、光機能材料創製を目的とした研究を進めた。
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©  日本セラミックス協会 2002
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