日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
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化学溶液法を用いたSr2FeMoO6薄膜のCMR特性
洲脇 弘典山口 十志明坂本 渉余語 利信菊田 浩一平野 眞一
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p. 465

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抄録
Sr2FeMoO6はキュリー点が高く、室温において低磁場での巨大磁気抵抗効果が期待できるため、磁界センサー材料としての実用化に有望なCMR物質である。しかし、この物質の電気的特性の起源となるBサイト中のFeとMoの規則性を高めるためには通常、高温·長時間の加熱処理が必要であり、薄膜の作製においては膜質の劣化を招く可能性が高い。本研究では、化学溶液法を用いることにより、化学組成を精密に制御し、より低温域でCMR効果を有するSFMO薄膜を作製することを目的とした。
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©  日本セラミックス協会 2002
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