日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
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β—サイアロンナノセラミックスの耐食性評価
永留 東李 強多々見 純一米屋 勝利目黒 竹司大森 守平井 敏雄
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p. 57

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抄録
本研究では, 合成したβ-サイアロンナノ粉末を原料粉末として作製したβ—サイアロンナノセラミックスの耐食性を評価することを目的とした. その結果, 1800℃の焼成で相対密度99%以上の緻密なβ—サイアロン焼結体が得られた. β—サイアロン焼結体のTEM観察より, 粒径は約0.3μm∼0.5μmであり、粒界にはガラス相が存在しないことが確認された. 焼結体の腐食試験を行った結果、得られたβ—サイアロンナノセラミックスは市販の窒化ケイ素焼結体よりも重量減少が小さく, 耐食性に優れていることが明らかとなった. これは, 焼結時に焼結助剤を用いなかったために, 粒界ガラス相が存在しなかったこと, および本質的にβ—サイアロンが耐食性に優れていることによるものと推察された.
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©  日本セラミックス協会 2002
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