日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
会議情報

アルミナの対称粒界および非対称粒界の破壊靭性評価
安田 公一三好 学松尾 陽太郎塩田 忠
著者情報
キーワード: アルミナ, 破壊靭性, 粒界
会議録・要旨集 フリー

p. 61

詳細
抄録
アルミナの対称粒界と非対称粒界を得るために, 鏡面研磨した単結晶を2173Kの温度で接合させてアルミナバイクリスタルを作製した. それらの界面破壊靭性を片側Vノッチ入り引張り試験片を用いて測定した. 対称傾角粒界の破壊靭性は, 非対称傾角粒界の破壊靭性とほぼ同じ値となり, 傾角の増加に伴って下に凸の曲線を示した. 対称ねじれ粒界の破壊靭性は, ねじれ角の増加に伴って傾角粒界とは異なる下に凸の曲線上を変化した. 対称ねじれ粒界と非対称ねじれ粒界の間にも, 破壊靭性に大きな差は認められなかった.
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2002
前の記事 次の記事
feedback
Top