抄録
シリカゲル作製時に有機高分子や界面活性剤等を添加することで相分離を誘起させ、その過度的な構造をゲル化によって凍結することで相互連続なマクロ孔を持つゲルを作製できる。今回の報告では、今までに報告例の無いポリビニルアルコールを用いてゲルを作製し、シリケート─ポリビニルアルコール系溶液の相分離挙動を調べた。三種のシリカ源を用いたが、水ガラスを用いた場合のみ相分離を誘起でき、マクロ孔を持つゲルの作製ができた。水ガラス系ゲルのモルフォロジーの特徴から、この系の相分離挙動は、シリカ+ポリマー相と溶媒相とに分かれることがわかった。