日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2003年年会講演予稿集
セッションID: 1B35
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高比表面積チタニアのゾルゲル合成と物性
*古川 博康日比野 光宏周 豪慎本間 格
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抄録
高速充放電が可能なリチウムイオン二次電池の実用化を念頭に置き、酸化チタンとカーボン導電助剤を混合した複合電極を作製した。酸化チタン微粒子はゾルゲル法を用いて合成したが、この時にカーボンを混合することにより複合電極を得た。TEM観察および粉末X線回折の結果、カーボン上に固定した酸化チタンは粒径が4 nm程のアモルファスであることが分かった。また、リチウムイオン二次電池の電極として評価を行った結果、電位は約2 V (vs. Li^+/Li)で、10A/g ほどの比較的大きな放電電流においても100 mAh/gを超える容量を示した(重量はチタニアの重量を基準としてある)。
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©  日本セラミックス協会 2003
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