日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2003年年会講演予稿集
セッションID: 2G34
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高強度建築材料の基礎的研究
*東 明広斎藤 豪三田 卓大沢 榮也坂井 悦郎大門 正機
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抄録
住宅用外装材のデザインには、レンガ目模様、石壁風、くさび模様などが広く用いられている。ケイ酸カルシウム系の材料を用いる場合、原材料をスラリー状にし、ゴム製の型に流し込むことで石調模様としている。生産性を確保するためには早期脱型が必要になり、急硬材を添加することが必要不可欠となる。急硬材にカルシウムアルミネートと無水セッコウよりなる急硬材を添加すると急硬性を確保することができる。既に、これら建材の高強度化を目的として、低粉体比とした場合の水熱反応について報告している。しかし、低粉体比とし、さらに急硬材の添加された系のオートクレーブ処理におけるケイ酸カルシウム系水和物についての研究報告はほとんどない。そこで、本研究では急硬材を添加した水粉対比の低い系における、オートクレーブ処理における微細組織の変化やケイ酸カルシウム系水和物の種類や形態について検討を加えた。
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©  日本セラミックス協会 2003
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