抄録
酸化チタンの光触媒や紫外線吸収材料などへの応用のためにはその粒子形態や粒径および比表面積を制御することが重要である。本研究では糖アルコールが金属イオンと強く相互作用することに注目し、チタンアルコキシドの加水分解に対する糖アルコール添加の効果について検討した。そしてチタンイソプロポキシドを糖アルコール水溶液中で加熱処理した場合に得られたTiO2粒子のキャラクタリゼーションを行った。糖アルコールとしてD-マンニトールを用いた場合、0.05mol/lの濃度の水溶液中にチタンイソプロポキシドをいれ95℃、24h加水分解反応を行った所比表面積が460m2/gのTiO2粒子を得ることができた。また、D-マンニトール水溶液の濃度が増加すると粒子形態は数10nmのTiO2粒子が強く凝集した構造から平均粒径が150nm程度の球状のTiO2粒子へ変化することが明らかとなった。以上のTiO2粒子について光触媒活性を測定した結果についても報告する予定である。