日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第17回秋季シンポジウム
セッションID: 2H06
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液相反応を用いたCd3TeO6の合成と膜創生の検討
*川上 修裕手塚 慶太郎単 躍進井本 英夫
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抄録
本研究では固相反応法以外の反応法を用いたCd3TeO6の合成を試みた。検討した合成法は硝酸法, 水熱合成法の2つである。硝酸法では熱濃硝酸にCdO, TeO2を溶解させ濃縮することで得られた粉末を加熱して試料を得た。水熱合成法ではNaOH水溶液中にCdO, TeO2と少量のH2O2を加えて密栓し, 加熱して試料粉末を得た。硝酸法で合成した試料は主成分がCd3TeO6であったが, 加熱条件が固相反応法の場合と似通ってしまった。水熱合成法では加熱温度180℃でCd3TeO6が生成することは観察された。しかし、いまだに単相の試料を得るにはいたっていない。また、クエン酸法による合成も検討した。
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©  日本セラミックス協会 2004
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