抄録
Sr6Co5O15と同型構造を有する、Sr6Co5O15.12、Sr6Co5O14.98、Sr6Co5O14.45、Sr6Co5O14.26、を固相反応法により合成した。Sr6Co5O15は大気中において650 K以上から重量減少を示し始め、系の酸素量は温度の上昇に伴い減少する。酸素量の減少に伴いa軸は9.4988(3)Å(Sr6Co5O15.12)から9.4386(6)Å(Sr6Co5O14.26)まで減少し、一方、c軸は12.3772(3)Å(Sr6Co5O15.12)から12.5064(5)Å(Sr6Co5O14.26)へと増加した。結晶構造の精密化によりc軸の増加は、面共有で連結するCoO6プリズムとCoO6八面体におけるCo-Co間距離の増加に大きく起因することが明らかになった。