日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2004年年会講演予稿集
セッションID: 1A38
会議情報

(K,Na)(Nb,Ta)O3セラミックスの強誘電性および圧電性の評価
*松原 賢東山口 十志明菊田 浩一平野 眞一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
鉛系圧電材料に代わる非鉛系圧電材料として、(K,Na)(Nb,Ta)O3(KNNT)を固相反応法で作製した。この系は、難焼結性であり、通常ホットプレスなどを利用して作製されるが、我々は、新規に開発した焼結助剤(K4CuNb8O23,KCN,K5.4Cu1.3Ta10O29,KCT)がこの系の焼結性を大幅に改善することを見出した。KCNおよびKCT添加量と特性の関係を調査した結果、焼結助剤の添加量に比例して誘電率およびキュリー温度がシフトしており、焼結助剤の一部がKNNTと固溶する事が明らかとなった。
 更に、温度特性改善のため、KNNに対するLi置換を試み、4%のLi置換でキュリー温度が約50C高くなる事を見出した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2004
前の記事 次の記事
feedback
Top