日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2004年年会講演予稿集
セッションID: 1B34
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HIP法により結晶化したPb(Zr0.52Ti0.48)O3薄膜の強誘電性及びメモリ特性
*西岡 雄亮小舟 正文児島 慎一矢澤 哲夫
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抄録

等方加圧アニール(HIP)法により、アモルファスPb(Zr, Ti)O3 (PZT)膜を1-100 MPaのAr-O2混合ガス圧下、500℃、1 hの条件で結晶化させてPt/PZT/PbTiO3/Ptキャパシタを作製した。HIP処理した試料はSi基板上において高度にc軸配向し、良好な表面平坦性を有していた。中でも1.5 MPaで処理された膜はすぐれた対称性のP-Eヒステリシスループを示し、残留分極Pr=15 μC/cm2及び抗電界Ec=60 kV/cmを有していた。分極疲労特性を調べた結果、圧力の増加にともない10 MPaを超える圧力条件で処理した試料はほぼファティーグフリー特性を示した。

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©  日本セラミックス協会 2004
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