日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2004年年会講演予稿集
セッションID: 2L15
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表面エネルギーが駆動する粒子の変形
*田中 英彦
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抄録
回転楕円形の微小な粒子を高温で加熱すると、表面エネルギーが最小の球粒子に変化するであろう。粒子は過剰な表面エネルギーを持っており、変形して自由エネルギーが最小の状態になると予想されるからである。この過程に対して、系の過剰自由エネルギーが物質移動を駆動するとして物質移動の速度式を導出した。まず、任意の反応は原子の移動度と測定単位、および過剰自由エネルギーに比例すると仮定した。ついで固体の拡散現象では、拡散定数と拡散経路、及び過剰自由エネルギーに物質移動量が比例することを明らかにした。これを等方的で回転楕円体の形状をした粒子が拡散によって球になる過程に応用し、粒子の変形を検討した。
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©  日本セラミックス協会 2004
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