日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 1K22
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チタン酸バリウムBaTi2O5の高温常誘電相の結晶構造
*八島 正知塗 溶後藤 孝山根 久典
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抄録
新しい強誘電チタン酸バリウムBaTi2O5の結晶構造を706℃で測定した中性子粉末回折データのリートベルト解析により調べた.中心対称性を有する空間群A2/mを仮定することにより,706℃におけるBaTi2O5の構造精密化に成功した.高温A2/m相と低温A2相の結晶構造は類似している.常誘電A2/mから強誘電A2への相転移は,b軸に沿った原子の変位を伴う.A2/m-A2相転移は再配列型ではなく変位型である.
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©  日本セラミックス協会 2005
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