日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 1D26
会議情報

YMnO3系物質のマルチフェロイック物性
*藤村 紀文吉村 武
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
RMnO3 (R=Ho-Lu, Y, Yb, Tm and Sc).は六方晶構造を有し、それぞれの Mn3+イオンは3つの面内酸素と二つ頂点酸素に囲まれた正6面体を形成している。この正6面体がチルティングすることによって強誘電性(Tc>1000K)を示す。また、80K近傍には反強磁性転移点が存在し、Mn3+イオンは√3X√3 秩序構造を呈する。この秩序構造へのイオン変位によって,ネール転近傍でa軸方向の誘電率が減少することが報告されている。本公演では、YMnO3エピタキシャル膜を用いてAサイトのイオン置換によって強磁性強誘電体が得られることを報告する。また、磁気秩序を有する温度近傍でYMnO3エピタキシャル膜の抗電界が急激に大きくなること、c軸方向の誘電率が減少すること、磁場によって誘電率が変化すること、などの磁性ー強誘電性の相関現象についても言及する。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2005
前の記事 次の記事
feedback
Top