日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 3C15
会議情報

Ca系化合物を添加したAlN焼結体のPLとCLによる欠陥解析
*本間 隆行黒木 雄一郎岡元 智一郎高田 雅介金近 幸博東 正信谷口 人文
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
窒化アルミニウム(AlN)は、6.2 eVものワイドバンドギャップを有していることから、紫外、可視、近赤外領域において無色透明であり、透光性セラミックスとして期待されている。本研究では、焼結助剤として添加したCa系化合物の添加量がAlN焼結体の熱伝導率および光透過率に与える影響を欠陥の観点から調査することを目的とし、フォトルミネッセンス(PL)測定およびカソードルミネッセンス(CL)測定を行った。結果から、AlN焼結体の熱伝導率および光透過率に大きく影響を与えるのは、PL測定により観察された欠陥ではなく、CL測定により観察された酸素が関与した欠陥であると考えられる。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2006
前の記事 次の記事
feedback
Top