河川技術論文集
Online ISSN : 2436-6714
PKW(Piano Key Weirs)の国内適用へ向けた水理特性に関する分析と今後の課題
竹崎 奏詠髙田 翔也水草 浩一
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 31 巻 p. 163-168

詳細
抄録

海外の既存ダムの気候変動への対応として近年採用実績が増加しているPKW(Piano Key Weirs)は,越流頂の平面線形が上下流方向に張り出した構造となっており,河川横断方向の単位幅当たりの越流頂長を長くすることができるため,標準越流頂に比べ放流能力の著しい向上が期待されている.本総説では,PKWの国内ダム等への適用を念頭に,1. 海外にて個々に実施されたPKWの流況・放流特性の分析,2. 流量係数や放流能力に及ぼすPKWの各種構造パラメータ等の影響分析,3. 代表的なPKWの流量係数の推定式の推定精度を整理し,現時点の机上設計において,より適用性が高いと考えられる流量係数の推定式を,流量係数に大きく影響するL/WH/Pの範囲毎に提示した.更に,PKWの国内適用の観点から留意するべき事項(今後の課題)を整理した.

著者関連情報
© 2025 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top