主催: 公益社団法人日本セラミックス協会
ハライド、酸化物、金属をフラックスに用いて、数多くの化合物の単結晶の育成を試みた。 (1)多元系の新化合物探索、(2)対象が分解溶融型の化合物であって通常の溶融-凝固法が適用できない、 (3)対象が極めて高融点を有し、通常の溶融-凝固法を適用しにくい、(4)対象が融点差の大きな元素の組み合わせから成る化合物であり、溶融-凝固法を適用しにくい、(5)原料の中に蒸発しやすい成分を含み、溶融-凝固法を適用しづらい、(6)目的化合物と、生成エネルギーが近接する化合物が同時に生成し、溶融-凝固法では単相化を達成しづらい、これら(1)から(6)の場合に特にフラックス法は威力を発揮した。事例とともに発表する。