主催: 公益社団法人日本セラミックス協会
ダイヤモンドや立方晶系窒化ホウ素などの高硬度材料は、砥粒や加工部材として切削研磨加工など幅広い分野において利用されている。こうした材料同様に高硬度、そして高融点であり汎用性のある高ホウ化物結晶を作製した。高ホウ化物結晶としてAl_-_Mg_-_B系B12正二十面体化合物結晶を、アルゴンガス置換雰囲気炉を用いたアルミニウムフラックス法による簡易手法で、1500℃のアルミニウム融液から作製した。Al_-_Bの二成分系にマグネシウムを添加することによってγ_-_AlB12型結晶(Al_から_1.4Mg_から_0.4B22)、AlMgB14結晶からなる結晶相を作製した。