日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 2PM03
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CaO 含有材料の耐水和性の検討
冨谷 尚士飯田 栄司*林 ウェイ山口 明良
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抄録
カルシア(CaO)は自然界に多量に存在し、多くの優れた特徴を有するため、その耐水和性の不足を解決することができれば、各分野への応用が広がると考えられている。本報告では、CaO含有耐火材料開発の一環として、いくつかのCaO系複合酸化物および固溶体の耐水和性を系統的に調べて比較した。従来、CaOの耐水和性に及ぼす種々の第2成分添加の影響に関する研究が多く報告されている。本報告ではフリーCaOが存在しないCaO系複合酸化物及び固溶体に着目した。酸化物の資源などから、第2成分の酸化物としてAl2O3、Fe2O3、SiO2、TiO2およびZrO2(比較用)を選択し、複合酸化物試料を作製し、これらの水蒸気に対する耐水和性をテストした。また、NiOはCaOに対する固溶度が比較的大きい酸化物の1つであり、本実験でCaO系固溶体としてはCaO-NiO系を取り上げた。
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©  日本セラミックス協会 2006
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