日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 1J25
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Sn含有パイロクロア型酸化物を担体とした触媒の調製と排ガス浄化特性
*加藤 純雄小佐川 健也横山 公宏吉澤 卓也小笠原 正剛中田 真一若林 誉中原 祐之輔
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抄録
格子中の酸素が出入りしやすい構造上の特性を持つSn含有パイロクロア型酸化物La2Sn2O7に注目し、これを担体とした触媒の調製を行った。また、触媒性能の向上を目的としてSnサイトに遷移金属Mnを置換した触媒を調製し、その排ガス浄化活性の検討を行った。その結果、Mnを置換したLa2Sn2O7にRhを担持した触媒は、従来のRh/CeO2-ZrO2触媒よりも高いNO浄化活性を示すことがわかった。また、Mn置換量を増加させると、ペロブスカイト型酸化物LaMnO3が生成し、NO浄化活性が低下した。このことは、触媒中におけるMnの存在状態が活性に影響することを示している。
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©  日本セラミックス協会 2006
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