日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2A07
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ハロゲンフリーPZT前駆体水溶液の調製
*三輪 崇安達 直己尾畑 成造櫻田 修橋場 稔高橋 康隆
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抄録
大矢らはチタンテトライソプロポキシド(TIP)等のアルコキシドと乳酸(Lac)等の有機酸、水を混合すると無色透明なチタン酸水溶液(TIP-Lac)が得られ、これを用いたゾル-ゲル法で酸化チタン薄膜を作製できることを報告した。本研究では、強誘電体であるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT、PbZrO3-PbTiO3) を合成するための前駆体水溶液にこのTIP-Lac水溶液を使用することを検討した。このTIP-Lac溶液とジルコニウムと鉛の有機酸塩を混合したところ、ほぼ無色の透明な水溶液が得られることを見出した。この水溶液はハロゲン、窒素、硫黄を含まないので、環境負荷の低い合成プロセスが期待できる。
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©  日本セラミックス協会 2006
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