日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2P043
会議情報

希土類ケイ素酸窒化物の蛍光特性に及ぼす希土類酸化物添加の影響
*板谷 清司川名 道哉桑原 英樹黒江 晴彦関根 智幸幸田 清一郎H. T. Hintzen安江 任
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
酸化ガドリニウム(Gd2O3)_-_窒化ケイ素(Si3N4)系のメリライト化合物(Gd2Si3O3N4)の合成条件を検討し,得られた高純度粉体に種々の付活剤を添加して,それらの蛍光特性を評価した。高純度Gd2Si3O3N4粉体はGd2O3とα-Si3N4とをメリライトの化学量論比(Si/Gd比=1.5)になるように混合し,成形したのち,N2気流中で1700℃、2h焼成して得た。このGd2Si3O3N4を母体結晶として,希土類元素(RE)としてCe3+, Pr3+, Nd3+, Sm3+, Eu3+, Tb3+, Er3+およびYb3+をそれぞれ付活剤として添加したところ,Sm3+を添加した場合の相対発光強度(標準物質:CaWO4)が1.8,またTb3+を添加した場合が1.4となり,高い値を示した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2006
前の記事 次の記事
feedback
Top