日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2P089
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(La,Sr)FeO3、及びLa(Fe,Ni)O3の合成と出力因子
*岩崎 航太伊藤 剛吉野 正人松井 恒雄長崎 正雅有田 裕二
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抄録
 ペロブスカイト型の酸化物においては、3d遷移金属を有するSrTiO3、CaMnO3、LaCoO3等において高い熱電特性が報告されている。しかしながら、Ti, Mn, Co系以外の化合物に関しては、その熱電特性に関する報告は非常に少ない。本研究ではペロブスカイト型構造を有する(La,Sr)FeO3、及びLa(Fe,Ni)O3の多結晶体を合成し、その導電率、ゼーベック係数、出力因子を評価した。両試料の導電率はSr、Ni量の増加に伴い上昇したものの、その一方で、ゼーベック係数は減少する傾向を示した。出力因子は、1.1×10-4 Wm-1K-2 [(La0.9Sr0.1)FeO3]、0.63×10-4 Wm-1K-2 [La(Fe0.9Ni0.1)O3]を示した(1100 K)。
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©  日本セラミックス協会 2006
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