日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 2P1K01
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メチルトリエトキシシランとテトラエトキシシランを用いた高耐食性シリカ皮膜の作製
*小野 さとみ柘植 弘安
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キーワード: シリカ, 皮膜, 耐食性
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抄録
アルコキシシランとポリマーを用いて、金属表面に高耐食性を付与できるシリカ・ポリマーハイブリッド皮膜のコーティング溶液を開発した。メチルトリエトキシシランとテトラエトキシシランより調製した混合液に、硝酸を触媒としてアルコキシシランの有する全てのエトキシ基と等モル量の水を添加して加熱溶解したところ、透明で安定性なコーティング溶液が調製できた。このコーティング溶液へのポリビニルブチラールの添加は、緻密なシリカ・ポリマーハイブリッド皮膜を作製するために非常に有効であった。ステンレス、鋼板やマグネシウム合金上にシリカ・ポリマーハイブリッド皮膜を150℃の加熱処理で作製することにより、耐食性を著しく向上させることができた。
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©  日本セラミックス協会 2007
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