日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 2P2-15
会議情報

マイカ添加によるリン酸ランタン系複合体の焼結密度と機械的性質の改善
*下野 耕大前原 昌典大門 啓志太田 敏孝
著者情報
キーワード: 焼結密度, 機械的性質
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
マイカ添加したリン酸ランタン系複合体について、焼結密度と機械的性質を調べた。既報に基づいて、リン酸ランタン系複合焼結体を作製した。マイカ添加することでリン酸ランタン系複合体の焼結性を向上することができた。この焼結体はWC被覆ドリルビットを用いた電動ドリルで容易に穴あけができた。穴あけ速度はアルミナ添加量により0%のとき1.3mm/s、20%のとき0.06mm/sまで減少した。これに対して、三点曲げ強度は130MPaから250MPaへとアルミナ添加量により増大した。このようにして実用的なマシナブルセラミックスとしてのリン酸ランタン系複合体が得られることが明らかとなった。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2007
前の記事 次の記事
feedback
Top