日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 1F21
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共添加による新規赤色応力発光現象の発現
*鳥井 岳人山田 浩志今井 祐介寺崎 正安達 芳雄西久保 桂子徐 超男
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抄録
一般に発光体は電子線や紫外線等が励起源となって発光するのに対し、応力発光体では外部からの圧縮や引っ張り、捩れ等の機械的エネルギーにより励起され発光する。すなわち応力発光体とは、機械的エネルギーを直接光エネルギーに変換することが可能な新機能性材料である。現在応力発光体を利用した新しい応力センシング技術への応用展開が進行中であり、多様な用途に応えるために更なる高輝度化・多色化が必要である。 最近本研究グループによりZnS:Mn,Teの赤色応力発光性を見出したが、複数の不純物相(ZnO,MnO等)が存在するため発光相が不明であり、発光強度も弱い問題があった。本研究では湿式法によるZnS:Mn,Te単相試料の合成を試みた。その結果、ZnS:Mn,Teの単相試料の合成に成功し、応力発光強度の大幅な増大を達成した。
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©  日本セラミックス協会 2007
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