日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 1H22
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マグネシアリン酸塩セメントの水和機構
*茂木 淳大場 陽子坂井 悦郎大門 正機
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抄録
軟弱地盤などの土壌改良は,セメント系固化材を混練・注入することによって行われるが,改良土は通常高アルカリ性を示すことが多く,周辺環境への悪影響が懸念される。 これに対して,環境に低負荷な低アルカリ性固化材が注目されている。固化材本来の機能を失うことなく,pHを中性~低アルカリ性にするには,低アルカリ性固化材の反応機構を明らかにすることが必要である。本研究ではマグネシアリン酸塩セメントに着目し,原料の配合条件等が及ぼす硬化体のpH変化を測定すると共に,粉末X線回折試験、示差熱量分析等によりその水和機構を明らかにした。
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©  日本セラミックス協会 2007
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