日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 1A30
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酸素濃度を制御した酸素欠損六方晶チタン酸バリウムの誘電特性
*升國 広明余野 建定増野 敦信大坪 史明荒井 康友依田 眞一茂木 徹一
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抄録
我々は酸素欠損六方晶チタン酸バリウムが巨大誘電応答を示すことを発見した。この物質の誘電特性は、酸素欠損量に依存しており、過剰な酸素欠損は誘電損失の増大につながる。そこで本研究は、熱処理により酸素欠損量を制御し、誘電特性の改善を図ることを目的とした。酸素を欠損させた六方晶チタン酸バリウム単結晶を出発物質として用い、これを種々の条件でアニールすることで、段階的に酸素を補充させた試料を作製した。それぞれの試料に対して誘電特性を測定したところ、酸素欠損量と誘電特性に相関があることがわかった。
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©  日本セラミックス協会 2007
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