日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 2I08
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I 型コラーゲンを利用したアパタイトファイバースキャフォルドの高強度化
*本島 怜井桁 直子相澤 守
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抄録
我々はこれまでにアパタイト単結晶ファイバーから三次元培養可能な細胞の足場材料(アパタイトファイバースキャフォルド)の創製に成功している。このスキャフォルドのハンドリング性を向上させるため、その高強度化を試みた。高強度化へのアプローチとして、_I_型コラーゲンをスキャフォルド内に導入し、さらにコラーゲンを熱脱水架橋させて、その強度を向上させた。実際、スキャフォルドの引張圧縮強度を測定した結果、高強度化スキャフォルドは従来のスキャフォルドよりも強度が約2倍にまで向上した。以上のことにより、I型コラーゲンは高強度化に有効であり、特に熱脱水架橋を施すと力学特性を向上できることがわかった。
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©  日本セラミックス協会 2007
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