日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 2P065
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宝石サンゴ粉末固化体作成における有機バインダーの効果
*丸吉 信宏島内 理恵西澤 均
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抄録
宝石サンゴは高知県の特色ある産業の一つとなっている。宝石サンゴは商品として販売される前に表面に研磨加工が施される。研磨加工によって粉末が発生するのだがその粉末は天然の産出物でありながら利用価値が無く廃棄物として扱われている。今研究は研磨加工する際に発生する粉末の再利用法としてサンゴ粉末の固化体作成を試みた。当研究室の以前までの研究によりサンゴ粉末の焼結体は成形圧力と加熱温度を上げるほど高い強度を示すことが発見された。しかし、加熱温度が約100℃を超えると色素が消失してゆくことも判明した。そこで今回は焼結時の温度を低く、かつ高い硬度をもつ焼結体を作成させるために有機バインダーを使用しその効果を調べた。
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©  日本セラミックス協会 2007
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