日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第21回秋季シンポジウム
セッションID: 1B17
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ナノポーラス酸化タングステンナノチューブの可視光光触媒特性
趙 志剛*宮内 雅浩
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抄録
出発原料をタングステン塩、溶媒、構造制御剤とし、密閉容器で加熱処理することで壁細孔を有する酸化タングステンナノチューブの合成が可能となった。このナノチューブは粒子径数十nmの微粒子の集合体で形成され、外径は数百nmであり、内孔と壁細孔からなるマルチ細孔構造を有する。この酸化タングステンナノチューブは高い比表面積をもち、可視光を効率的に散乱するため、優れた光触媒活性を有し、市販の酸化タングステンや窒素ドープ型酸化チタンよりも著しく高い可視光活性を発現した。本材料の製造方法は簡便で大量合成可能のため、室内用途への応用が期待できる。
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©  日本セラミックス協会 2008
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