日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第21回秋季シンポジウム
セッションID: 1PI08
会議情報

La1-xGdxNbO4固溶体の合成と青色発光特性の解析
*飯野 浩之藤原 忍
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
 物質に光を照射して発光する現象はフォトルミネセンスと呼ばれ,一般に蛍光体として用いられている。本研究では強弾性体としても知られるLaNbO4とGdNbO4に注目した。いずれの化合物も300nm付近のUV励起により青色発光を示し,より短波長の260nm励起では,LaNbO4のみが青色発光を示す。しかし,両者の光学特性の違いがどのような要因によって現れるのは明らかではない。このため,La1-xGdxNbO4固溶体を合成し,XPSおよびラマン分光法によって化学結合状態を明らかすることによって,青色発光の起源がどのような構造ユニットと関係するのかを調査した。本成果によって,ドープ型ニオブ酸化物のような新規蛍光体の開発指針が得られると期待される。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2008
前の記事 次の記事
feedback
Top