抄録
アノード支持マイクロチューブ型SOFCは数ミリサイズの直径で作製することが可能で、電解質にセリア系酸化物を使用した場合には、比較的低温において高い性能を示すことが報告されている。よってこれを複数本集積することにより発電出力密度の高い燃料電池を作製することが出来る。
本研究では最初に直径2mmのマイクロチューブ型SOFCを複数本集積しバンドルを作製した。集積には多孔質MgOを使用し、これは同時に空気流路を兼ねている。次にバンドルをステンレス製のマニホールドに組み込むことでモジュールを作製した。モジュールにガス供給系、集電線などを接続して発電性能を測定した。