日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 1K26
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化学溶液法による酸化亜鉛系青色蛍光体のナノ粒子合成と発光特性
*井上 幸司川澄 士朗橋本 忍本多 沢雄岩本 雄二
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抄録
ZnOは3.2eVという幅広いバンドギャップを持つ材料であり,また低速電子線励起による発光特性が注目されている.現在,FPD(Flat Panel Display)用蛍光体の中で電子線励起による青色発光を示す蛍光体として, ZnS:Ag,ClやZnGa2O4が用いられているものの,使用元素の有害性,耐用時間(寿命)や原料単価の高コストなどの問題から,新規な青色蛍光体が求められている.ZnOは緑色の蛍光特性を示す材料であるものの, 異種元素であるMgの固溶によりバンドギャップを変化させることができ, 青色に発光させることも可能であることが明らかにされている.  本研究では,化学溶液法を用いMgをドープしたナノ粒子ZnO蛍光体を作製し,その発光特性を評価した.
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©  日本セラミックス協会 2009
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