日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 1K27
会議情報

ZnO-R2O3-P2O5 (R = Ga, Sb)系ガラスのフォトルミネッセンス特性
*蜷川 幸男那須 弘行橋本 忠範石原 篤井上 幸司
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究は、ZnO高含有のZnO-P2O5ガラス系(アモルファス)のZnOを三価の元素であるGa2O3およびSb2O3にを添加することによる光学特性の変化をみることを目的とした。試薬はZnO、NH4H2PO4、Ga2O3、Sb2O3の粉末を使用した。溶融急冷法を用いて1150 ℃、15 hの条件でガラスを作製し、光学研磨をすることによってプレート状のサンプルを得た。Gaを2, 5 mol%およびSbを0.1, 0.3, 0.5, 1, 2, 3, 5, 10 15 mol%添加したサンプルを用意した。得られたサンプルにPLスペクトルおよび光吸収測定を行った。PLスペクトルにおいて、励起光250 nmの時、低濃度のSb2O3を添加したガラスサンプルは300-650 nmの波長範囲にわたって比較的ブロードな発光を示した。一方Ga2O3を添加したガラスサンプルの蛍光は弱かった。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2009
前の記事 次の記事
feedback
Top