日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 1K33
会議情報

希土類イオンドープCeO2-CaF2固溶体の合成と評価
*佐藤 弘樹藤原 忍
著者情報
キーワード: 蛍光体, 励起, 紫外線
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
 CeO2におけるCe4+サイトは反転対称を持つため、ドープしたEu3+の発光は磁気双極子遷移(591 nm)が支配的となる。Eu3+は反転対称のないサイトにドープされた際により遷移強度の高い電子双極子遷移(~630 nm)を示し、色純度の高い赤色発光が得られることが知られている。本研究ではトリフルオロ酢酸を用いたゾル-ゲル法によりCeO2と同様の構造を持つCaF2との固溶体を作製し、Eu3+およびSm3+の発光特性への影響を調査することを目的とした。その結果、Caを10%含む試料においてCaを含まない試料に比べて発光強度の上昇が見られた。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2009
前の記事 次の記事
feedback
Top